Q1 花粉症で勉強や仕事に集中できなくなるのですが、どうしたらよいですか?

勉強や仕事中にくしゃみ、鼻みずが止まらなくなってしまうと、集中力もなくなり、仕事に影響がでてしまいますね。
花粉症の治療で使用する薬には、経口薬、点鼻薬、点眼薬などさまざまな種類があります。
どの症状を抑えたいかによって、使う薬が異なりますから、医師の診断を受けた上で自分のライフスタイルに合わせて選択するとよいでしょう。

Q2 症状が軽くなったら、薬を飲まなくて大丈夫ですか?

花粉症の症状は花粉の飛散量によって変わります。
雨が降ると花粉は飛ばない為、その日の症状は楽になりますが、
ここで薬の服用を勝手にやめると、次の大量飛散時にいっきに症状が悪化することがあります。
毎日規則正しい生活と服薬を心がけて下さい。
なお、服薬は花粉飛散後期になり、花粉飛散量が減ったら減量することができます。

Q3 花粉症の薬を飲み忘れた時は2日分を一度に飲んでOK?

症状が軽くなった時や花粉の飛散が少ない日などは、薬を飲み忘れる方もいるようです。
しかし、飲み忘れたからといって、2日分を一度に飲むのは避けて下さい。
専門家の指導に従って正しく薬を飲むことを心がけてください。

Q4 受診する時のポイントを教えて下さい。

スムーズに診療をすすめるためにも、あらかじめメモを取って自分の症状を把握しておくことをお勧めします。
また受診の前に、風邪だと思って風邪薬を飲んだ場合は、必ずそのことも先生に伝えましょう。
問診の際には、
症状はいつ頃から始まったのか
・くしゃみの回数
・鼻かみの回数
・口を閉じて呼吸ができるか
・眼のかゆみや、異物感はあるか
・のどに不快感があるか
・ぜんそくになったことがあるか
などについて準備しておくと、診療がスムーズにすすみます。

Q5 スギ花粉の飛散量は年々増えているのですか?

その年によって飛散量は変化しますので、年々飛散量が増加しているとはいえませんが、
平均値で見てみると、以前に比べ飛散量は増えています。
その年のスギ花粉の飛散量を左右するのは、前年の夏の日照量といわれています。
気温にあまり関係なく、日照量が多い方がスギはよく成長して、春に花粉を大量に放出する傾向があるようです。

Q6 花粉の飛散が多い時間帯などはありますか?

一日の中で一番花粉が多く飛散するのは日中12時半頃で、その次に夕方の6時前後が多くなります。
また、雨の日の翌日は、花粉の飛散量が少ないのでは?と思われるかもしれませんが、
雨で落ちた花粉が乾いて再び飛散するので、飛散する量はかえって多くなるといえるので気をつけましょう。
Q7 「花粉症にならない人」っているのでしょうか?

体質による個人差はありますが、今は平気な人でも、この先かからないということは言えません。発症する確率はそれまでに花粉を吸ってきた量が関係します。数年しか花粉を吸っていない子供と、20年間吸ってきた大人では、大人の方が発症しやすいと言えるでしょう。

Q8 2種類以上の点眼薬を使うときはどうしたらいいですか?

最初に使った点眼薬から5分くらいの間隔をあけて、次の点眼薬をさしましょう。

Q9 コンタクトレンズをしている人は、そのまま点眼薬をさしてもいいですか?

症状が強いときには、コンタクトレンズは使えません。
コンタクトレンズを使ってよいかどうかは、主治医とよく相談しましょう。
症状が軽い時期に点眼薬を使用する場合、
点眼薬はコンタクトレンズを外してから使い、点眼薬をさしてから10分程度あけてコンタクトレンズを装用しましょう。

Q10 1日に何回でも点眼薬を使っていいのですか?

お薬は決められた回数を守りましょう。使いすぎるとかえって眼を傷めてしまうことがあります。症状が重くなってしまったら、使う回数を増やすのではなく効果の高い点眼薬を併用する場合もあります。症状に合ったお薬を選ぶためにも、眼科専門の先生に相談して下さい。

Q11 去年使った点眼薬が残っています。まだ使えますか?

去年開封した点眼剤は使うのをやめましょう。
一度開封したら、防腐剤が入っているものでも1ヶ月で使い切りましょう。
また、使用中も点眼薬の容器の先が目やまつ毛などに触れないようにして、清潔に保って下さい。

Q12 眼の中がゴロゴロします。眼を洗いたいのですが・・・

眼の中に入った花粉を洗い流すには人工涙液を使うのが良いでしょう。
1日に何回も使いたい場合には、防腐剤の入っていないタイプがおすすめです。
眼を洗った後に点眼薬をさす場合には、しばらく間隔を空けてからの方が良いでしょう。

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