以下の症状の場合、耳鼻科で診察してもらうことをおすすめします。
鼻水がでる 鼻がつまる 頭が痛い
鼻血がでやすい 鼻がかゆい 臭いがしない
感冒 急性鼻炎 慢性鼻炎
アレルギー性鼻炎 副鼻腔炎 鼻骨骨折
・アレルギーとは
アレルギーとは一言でいいますと『ある物質が体内にはいり、過剰な反応をひきおこすこと』です。
一方、免疫とは『ある物質が体内にはいった時に、身体を守るためにその物質をやっつける反応』です。
たとえばばい菌や毒物などが身体にはいると、抗体と言う物質をつくり、
ばい菌や毒物をやっけることを免疫といいます。
要するにアレルギーは免疫が過剰に反応して身体に不利益な状態を引きおこすことです。
アレルギー反応が鼻でおこれば、アレルギー性鼻炎、気管支でおこれば喘息、皮膚でおこればアトピーといいます。
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アレルギー検査を受けましょう。
アレルギーは遺伝的な要素がありますので、
両親のどちらかがアレルギーをもっている場合その子どもさんにもアレルギーがある可能性があります。
また、上のお子さんにアレルギーがある場合下のお子さんにもアレルギーがある可能性があります。
以上のようなお子さんはアレルギーの検査をうけた方がよいでしょう。
検査は採血をしてアレルギーをおこしていると考えられる物質を調べます。
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・アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎の治療で大事なことは原因物質からさけることです。
つまり予防することによりアレルギー反応を防ぐことができます。
家のほこりやダニを減らすため空気清浄器やダニ対応の掃除機を使用します。
またダニのすみかになるじゅうたんを取り除きます。
犬やネコもダニをもっていますので飼わないようにします。
花粉症にたいしてはマスクやメガネにより鼻や目にはいる花粉を減らせます。
しかしダニや花粉は我々のまわりから完全になくすることは不可能です。
そこで治療が大切になってきます。
治療は大きくわけて、薬による治療、免疫療法(注射によるもの)、手術の三つがあります。
また複数の治療法を組み合わせてやる場合もあります。
専門医に相談して治療法を決めてください。
アレルギー性鼻炎の症状とは
アレルギー性疾患のうちアトピー、喘息、アレルギー性鼻炎の3つはこどもに最もよくみられます。
年齢的にはまず、アトピーがでて、次に喘息、最後にアレルギー性鼻炎が出てくるのが一般的です。
このようにこどもが成長するにしたがって、
つぎつぎアレルギーが発症してくることを『アレルギーマーチ』といいます。
アトピーや喘息は子どもさんが大きくなると症状がかなり軽快していくことがあります。
しかし、アレルギー性鼻炎は軽快することが少ないです。
もともと小さい時から鼻づまりがあって、はじめて耳鼻科でアレルギー性鼻炎を見つけてもらったり、
単なる風邪ひきと思ってたらアレルギー性鼻炎だったということがよくあります。
鼻をよくならすとか、朝よくくしゃみやはなをかんでいたら要注意です。
アレルギー性鼻炎の三大症状はくしゃみ、はなみずはなづまりです。
これらの症状がかぜもひいていないのに突然でてきます。
・鼻水がでる
鼻水が出る病気は風邪から始まり、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎など様々です。
(特殊なものとして髄液漏など)それぞれに対しては治療法も違い、また治療期間も違ってきます。
まず原因を調べ(レントゲン・鼻水検査・内視鏡検査・アレルギー検査・テステープなど)、
適切な治療を受ける必要があります。
今まで原因もはっきりせず、治療を漫然と受けていて治らないと不満をお持ちの方。
一度機会を見て受診されることをお勧めします。
・副鼻腔炎
”風邪を引いて近くの医院で薬をもらって飲んでいても、3~4週間たってもすっきりしない。”
こんな経験をお持ちの方はぜひ耳鼻咽喉科を受診してください。
1.治療薬が適切でない
2.薬の利かない菌が発生している
3.副鼻腔炎になっている
4.その他
などいろいろ原因が考えられます。
まずそれらを鑑別し、治療いたします。