花粉症の目の症状と間違いやすい症状

目が痒い、瞼(まぶた)がはれる、目が赤い(充血)などの目の症状はスギ花粉症患者の約9割の人にみられるといわれています。

また風邪には目の症状がほとんどなく、目のアレルギーは結膜花粉症、急性アレルギー性結膜炎とも呼ばれています。

花粉症の目の症状と勘違いされやすい症状としては・・・

片方の目だけ、痒みなどの症状がある。

目は痒みなどの症状があるが、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの鼻の症状はない。

目がかすんだりして、物が見えにくいなど視力に影響がある。

これらの症状は、ダニ・ハウスダストによるアレルギー症状、ドライアイ、異物やコンタクトレンズが原因の場合もあり、花粉症の症状でない場合もありますので、眼科医の診断を受けましょう。

 花粉症の目の痒みの原因

目の痒みはまつげに付着した花粉が大きな原因の1つです。

外出するとまつげに多量の花粉が付着しますので、帰宅したときは顔を洗い、まつげの花粉も意識して落とすことを心がけましょう。

またタオルも要注意です。外干しして花粉が大量についたタオルで顔を拭くと、せっかく顔を洗っても花粉がまた顔に付き、目に入り、かゆみの原因になってしまいます。

 目の痒み対策

花粉症の目の痒み対策としては、目薬、洗眼薬を使って目をすっきり洗浄することが一般的です。これらで目のかゆみや、充血、涙目、眼病予防に効果的です。

また目の痒みや充血が激しいときには、冷やしタオルをまぶたの上に数分間当てる事を繰り返す方法もおすすめです。

局所に冷たい刺激を与えることで、知覚神経の働きを一時的に鈍らせ、痒みの症状を抑えることができます(これらは一時的な対処法で、根本的な解消にはなりませんが)。

花粉症予防、特に目のかゆみを予防するには、色々な花粉防止サングラス(メガネ)などが出回っていますが、デザインだけでなく、眼球全体を覆う商品を選ぶようにしましょう。

またアロマオイル(カモミールエッセンシャルオイルなど)などの香りも、心をおちつけ、目の痒みを抑えてくれますので試してみてください。