タンパク質はとってはいけないの?
栄養のバランスよくと言っても、なかなかわかりにくいものですよね。もう少し具体的にご説明しましょう。
タンパク質は、免疫機能を高めるためにも必要な栄養素なのですが、とりすぎると免疫機能が過剰に働いて、症状がひどく出てしまうようです。
花粉症が気になる季節、また症状が出たら、脂肪の多い肉類は避けて、赤身肉やささみ、また魚などを食べましょう。
青魚などに多く含まれている不飽和脂肪酸のEPAやDHAは、アレルギー症状を抑える働きがあることも知られています。
ビタミン、ミネラルをしっかりとろう
ビタミンやミネラルなどはカラダの機能をスムーズに働かせるのには欠かせません。
特にビタミンB6は、免疫機能を正常に維持するのに必要で、不足するとアレルギーが出やすくなると言われます。また花粉症の症状である鼻や眼の粘膜の炎症、かゆみは、活性酸素が増えるとひどくなります。
ビタミンCやビタミンA、ビタミンEなどは、抗酸化作用のある栄養素です。
ミネラルの亜鉛は、不足すると、免疫機能が低下します。
加工食品の中に使われる添加物の中には、亜鉛の吸収を邪魔するものもあります。また添加物を多く摂取するほど、体内で活性酸素を増やし、活性酸素は花粉症にも影響すると言われます。
もちろんたまに便利な加工品を使うことが悪いとか、食べればすぐに花粉症になるというのではなく、
どうしても加工品ばかりに頼ると、生鮮食品を食べるのと違って、栄養素が不足したり、偏りがちですから、気をつけた方がよいということです。
もし外食や市販の総菜を買うにしても、洋食と比べて脂質が少ない和食の定食(ごはんを主食に、主菜、副菜と様々な料理の組み合わせ)がおすすめです。
鶏からあげのような、主菜のカロリーが多いものより、サバの煮付けの定食などに、さらにもう1品青菜のお浸しや、海草の酢の物等を追加する位、野菜や海草などを意識してとった方がよいでしょう。
★花粉症対策にオススメの食べ物★
バナナ、ヨーグルト、ココア、納豆(1日1パックが理想)、いわし、サンマ、ぶり、マグロ、さば、しその葉・実、緑茶、きのこ、海藻類、野菜類など